Jean-David Morvan(ジャン-ダヴィッド・モルヴァン)さんが参加します!
~2025年11月1日(土)~11月2日(日) 開催~東京BDフェスティバルにDupuis出版のゲストとして脚本家のJean-David Morvan(ジャン-ダヴィッド・モルヴァン)さんが参加します!
代表作には、SFシリーズ『Sillage(シヤージュ)』や『Spirou et Fantasio(スピルーとファンタジオ)』などがあり、これまでに230冊以上の作品を手がけてきました。
また、谷口ジローさん、寺田亨さん、高橋光さん、オオシマヒロユキさんといった日本人作家との共作でも知られ、日仏の創作交流にも積極的に取り組んでいます。
『Madeleine, résistante』シリーズ第4巻は、この秋、Dupuis(デュピュイ)出版より刊行される予定です。脚本を手がけるジャン=ダヴィッド・モルヴァンさんがマドレーヌ・リフォーさんと出会ったのは、2017年5月8日。テレビで放送されていたドキュメンタリー『Résistantes』を偶然目にしたことがきっかけでした。彼はその中で語るマドレーヌさんの強い個性と生き様に心を打たれ、「この人に話を聞きたい」と強く感じたそうです。
マドレーヌさんは、自身の記憶を「証言」として語ることに強い使命感を持っていました。彼女は「私は被害者ではない、レジスタンスの一員だったのだ」というメッセージを伝えるため、モルヴァンさんに対して非常に率直に、時に感情を交えながら語ったといいます。モルヴァンさんは、マドレーヌさんの語りをもとに脚本を構成し、彼女と何度もやりとりを重ねながら、事実と感情の両面を忠実に描こうと努めました。このようにして生まれた『Madeleine, résistante』は、単なる伝記ではなく、マドレーヌさん自身の「生きた声」が響く作品となっています。


作家プロフィール
Jean-David Morvan
(ジャン-ダヴィッド・モルヴァン)

1969年生まれのフランス・ランス出身の漫画原作者・脚本家。
ブリュッセルのサン=リュック学院で美術を学び、当初は漫画家として活動を始めるが、やがて物語構築の才能を活かし、脚本家としての道を歩み始める。1994年にGlénatで「Nomad」を発表し、1998年には「Sillage」で大きな成功を収めた。「Zorn et Dirna」、「Troll」、「HK」、「Reality Show」など多くのシリーズを手がけ、2009年には「Zaya」で国際マンガ賞のシルバー賞を受賞。歴史や文学作品の脚本も手がけ、「Sherlock Fox」、「SpyGames」、「Ils ont fait l'Histoire」シリーズ、「Conan le Cimmérien」、「Vernon Sullivan作品の漫画版」などを執筆。2017年から2020年にかけて、ホロコーストの英雄を描いた「Iréna」を執筆し、2022年には「Madeleine, résistante」でPrix René-Goscinnyを受賞。多彩なジャンルで活躍し続けている。
- インスタグラム: https://www.instagram.com/jdmorvan/