ダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme)さんが参加します!
~2025年11月1日(土)~11月2日(日) 開催~東京BDフェスティバルにバンドデシネ作家ダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme)さんが参加します!2025年、ダヴィッド・プリュドムによる新装版『Rébétiko』と続編『Rébétissa』がフランスで刊行されました。1936年のギリシャを舞台に、検閲に抗う若き歌手ベバと仲間たちの姿を描き、前作に続いてレベティコ音楽の魂と反骨の精神を鮮烈に伝えています。日本では2020年に『レベティコ―雑草の歌』(サウザンコミックス)が翻訳出版され、ギリシャのブルースとも称されるこの音楽文化と、自由を求める人々の一日を詩情豊かに描いた傑作として高く評価されました。


作家プロフィール
David Prudhomme
(ダヴィッド・プリュドム)

私は1969年10月4日、フランス・トゥールで生まれました。パスカル・ラバテ(Pascal Rabaté)やドミニク・ベルタイユ(Dominique Bertail)と同じ産院です。7歳で初めてバンド・デシネを描き始め、14歳から17歳にかけては熱心に制作を続けました。その作品のおかげで、メビウス(Mœbius)、ジュイヤール(Juillard)、ホドロフスキー(Jodorowsky)、ジャン=ミシェル・シャルリエ(J.M. Charlier)、ルギー(Luguy)、アルノ(Arno)、ペルラン(Pellerin)、リベラトーレ(Liberatore)、ジャン=クロード・フォレスト(J.C. Forest)、モリス(Morris)、ジェフ・ダロウ(Geof Darrow)といった著名な作家たちと出会い、技術的・倫理的・哲学的な助言を受ける貴重な機会に恵まれました。
17歳のとき、ブルーベリー(Blueberry)の脚本家であるシャルリエからシナリオを託され、2年後にはアングレーム美術学校に入学。そこで、パトリック・コティアス(Patrick Cothias)のシナリオによる三銃士シリーズを描き始め、初の出版作品となりました。
その後も、ルーヴル美術館、先史時代の洞窟、奇妙な村、中世の動物寓話、車での放浪、性のあり方、セルビアの戦争、ブラッサンスの小説、海辺の一日、隣人の姿、幼少期の村、レベティコ音楽、そして相撲など、幅広いテーマに取り組みながら、作品ごとに絵柄や語り口を変えて探求を続けています。
私の作品は、空想の危機から世界を救うような冒険ではなく、現実を出発点にしてそれを超越しようとするものです。人間性を観察し、細部に目を向け、私たちの多様な側面を受け入れ、微笑みながら描くことを目指しています。問いを投げかけ、先入観を揺さぶり、楽しませながら考えさせる…それが私のバンド・デシネです。
作品紹介
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